下駄箱の靴の揃い方判断支援システム
このシステムは,東北大学堀田龍也研究室,信州大学佐藤和紀研究室,宮城教育大学板垣翔大研究室の共同研究によって開発されました。
また,この開発研究は科学研究費助成事業の支援を受けて行われました。
監修:堀田龍也(東北大学)
設計チーフ:佐藤和紀(信州大学)
開発チーフ:板垣翔大(宮城教育大学)
開発:藤平なつき,安部はる香(宮城教育大学板垣研究室)
科学研究費助成事業:小学校の学級経営を対象としたAI活用による教師支援手法の開発(21K13640)
下記に同意いただける方のみ,本システムをご利用いただけます。
ご利用いただいた方は下記に同意いただいたものといたします。
- 本システムの利用について
- 教育活動や研究活動のための利用に限定します。
- 商業利用や競争,序列につながる利用は認めません。
- アップロードされた情報の取り扱い
- アップロードされた写真は,アップロードされた日時とともに開発者側に保存され,研究や本システムのさらなる向上のためだけに利用されることがあります。
-
その他の情報は記録していませんが,写真の中に学校や個人を特定できる情報が映り込んでいたり,Exif情報(撮影機器や撮影日時,位置情報など)が含まれていたりしても責任を負いかねます。
- 本システムの利用によって生じた不利益や損失については一切の責任を負いかねます。
- 本システムを利用して,論文や報告書,記事等を執筆される場合は,あらかじめ開発者へご一報ください(getason[at]italab.info)。
- 本システムの開発の目的について
- 学級経営が良くない状況になると下駄箱等の整理整頓の不徹底に表れることが知られています。これまで学校現場で培われてきた指導法を蓄積したり,活用したりしながら,学級経営の基盤を構築するための目安となる一場面を,AIが支援できるのではないかと考えられます。
- 学級経営の支援の一つとしてご活用いただけるよう研究成果を公開しました。
- 本システムの技術的な情報について
- 使用している物体検出モデルは「YOLO v5」です。
- 「靴が整理されている状態」は「左右の靴のかかと部分が接しており,下駄箱の真ん中に配置されている」と定義して学習させました。
- 写真に写っている靴を検出し,かつ「靴が整理されている状態」か否かを判定する精度は約70%です。
本システムは,以下の研究に基づいて開発されました。
- 佐藤和紀,板垣翔大,赤坂真二,堀田龍也(2023)人工知能による画像認識を活用した「下駄箱の靴の揃い方判断支援システム」の試作と小学校における実践の考察.日本学級経営学会誌,5,pp.29-37
- 佐藤和紀,板垣翔大,堀田龍也(2023)AIの画像認識を用いた学校教育の支援の試み-学級経営の観点から-.画像ラボ,34(9),pp.29-34
- 安部はる香,板垣翔大,佐藤和紀,堀田龍也(2023)AIによる物体検出における学習させる条件による靴の検出の精度の違い.宮城教育大学技術科研究報告,25,pp.16-17
- 安部はる香,板垣翔大,佐藤和紀,堀田龍也(2023)AIの物体検出技術を用いて下駄箱の靴の揃い方を推定する試み.日本教育工学会2023年春季全国大会講演論文集,pp.465-466
- 佐藤和紀,板垣翔大,佐藤正寿,赤坂真二,堀田龍也(2020)人工知能を活用した下駄箱整理判定支援システムの小学校における試行的実践.日本教育工学会2020年秋季全国大会講演論文集,pp.255-256
- 佐藤和紀,板垣翔大,佐藤正寿,赤坂真二,堀田龍也(2020)人工知能による画像認識を活用した下駄箱の靴の揃い方の判定支援システムの試作:若手教員急増時代の学級経営を支えるAI活用の基礎的研究.日本学級経営学会第2回研究大会,pp.8-9
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